新海誠監督作品「言の葉の庭」を見た
「君の名は」の公開記念で、
久しぶりに一気見してしまう作品に出合った。
「僕だけがいない街」以来かもしれない。
程よく短編作品でよかった。
こういうある場所で出会う。
偶然出会う。
そんな男女の恋の物語というのはひきつけられる。
現実にそんな出会い方をしたいなと思うものだが、
なかなか自分の訪れる場所に若い女性はいない。
いや、いないってことはないな。
僕はよく書店に訪れるが、たまに魅力的な女性に遭遇することは往々にしてある。
でも、それが出会いにつながることはなかった。
結局、積極的に自分から女性に声をかけなければ出会いを引き寄せることはできない。
そういうものなのだ。
モテる男たちはナンパをしている。
それが僕の認識だ。
さて、本編の感想に戻るが、
主人公は、靴を作ることが好きで、それに命をかけているような高校生活だ。長期休暇はバイトをし、材料費や将来進学するための学費を貯めているそう。
そんなにしてまで、のめりこめる何かが欲しいなと、こういう物語を見るたびに思うのだ。羨ましいなあと。
好きな女性を守るために喧嘩だってする。
そんな主人公にうらやましくなる。
ああ、僕もこれくらい強い気持ちで守りたいと思える女性と巡り会いたいと。
改めて、新海誠監督作品は主人公たちの微妙な心情の変化を描くことに素晴らしく長けているなと感じている。