コミュニケーションを取れる生徒は伸びる可能性がある
勉強苦手な子は伸びるのか?
逆転は可能なのか?
まず思うことは、塾や家庭教師に頼りきりなのはダメだということ。
要するに、自分で何とかしようという気がないということ。
塾や家庭教師に頼めば成績が勝手に上がると思い込んでいるのか、自分の頭で考えられないからなのか。どちらのせよ中学生にもなって無思考では伸びない。
授業中に寝る子、勉強に集中せず話をそらす子、たくさんいる。
だから、「やる気がないなら帰れよ。」って正直こっちも面倒になること多々ある。
素直ならまだ許せる
それでも、素直な子で言うことを聞く子はまだまだ救いがある。
こちらの話が聞けて、向こうからも話ができて、
要するにコミュニケーションが取れるかどうかという話だ。
そうすればコーチングすることは可能であり生徒自身の習慣を変えていくことができる。
言うことを聞かない子は問題だ。まずこちらの話に興味を持ってもらわねばならない。余裕で話をそらしてこようとしてくる。
ムカつくから時々言いたくなる。
「お前、何のために塾に来てるの?成績を上げるためだろう。それならせめて言うことを訊けよ」、と。
ある程度の生徒に勉強させることは、学べば可能だと思っている。中学高校のときの教師にそういう類の人間がいたからだ。
教師として、面白く授業ができて、ある程度のスパルタ教育がハマれば勉強させることはできる。しかし、自分で思考する能力を伸ばすことはできない。
まあ、成績が上がったという成功体験を積ませるには良いことだとは思っている。
教育産業の目的とは
教育の目的とは何なのだろうか?
勉強ができない子の成績を上げることなのだろうか?
高校生であればある程度自主的に学習したいと思って塾に来ることが多い。
しかし、中学生はまだまだ未熟だ。
受験というものを経験したことがないので、勉強のやり方をわかっていないし、モチベーションも低い。
こういう、モチベーションの低い人間たちを動かしていくのがサービスだったり、商品だったりするのかもしれない。
サービスや商品は人々の生活を便利にするものだ。
お金を使って入手し使うことによって生活が豊かになる。
富を生む。
時間を生む。
余裕を作ることができる。
生み出したものをつかって新たなことに取り組むことができるのである。
一方で、人生というのは暇つぶしだ。
ユーチューバーが売れるのも、
パチンコ店がそこかしこに存在するのも、
ゲームが売れるのも、
文春の炎上記事が売れるのも、
芸能人が叩かれるのも、
みんな暇をつぶしたいからなのだ。人間にとって暇というのは一番嫌なことなのである。
はっきり言って、仕事だって究極的には暇つぶしだと思っている。
すばらしい暇つぶしだ。創意工夫して楽しく取り組めばこれほど人生が充実するものはないし、さらにお金までもらえるのである。
豊かな人生を送るには、なるべく良質な暇つぶしというのをするべきなのだと思う。
そういう意味では勉強はすばらしい暇つぶしだ。頑張った分だけ結果が返ってくるし、世間にも認められる。
それだけ、学校の勉強ができるというのは、簡単なことではないのだ。みんなできなくてどこかで諦めてしまったのだ。非常に残念だ。
ただ、他に夢中になれること、社会に貢献できることを見つけられた人は大丈夫だろう。問題はなにも夢中になれることがない人なのである。
コミュニケーションが取れる生徒には教えたくなる
結局なにが言いたいかというと、
自分の意思で学びに来てる生徒には熱を持って教えたくなるんだよなぁ。
やっぱり素直だから教えやすいし、ちゃんとコミュニケーションをとってくれる、それが1番なんだ。コミュニケーションが取れれば上記のようなことも伝えることができる。